買取り視点で考える価値の高い記念切符とは
今回は記念切符の買取りにおける価値の高い商品について鉄道買取り専門店としての視点から解説をさせていただきます。

そもそも記念切符とは鉄道会社の乗車券販売促進グッズとして〇〇周年記念、開業記念イベント、車両の引退イベントなどで企画販売される記念乗車券・記念入場券などです。
記念乗車切符は販売されており旅先にて思い出として記念切符を購入される方や、好きな鉄道会社の記念切符を購入される方や気に入った鉄道車両の記念切符を中心に集める方など同じ記念切符でも楽しみ方はたくさんあります。
その中でも今回は3点の記念切符ジャンルから買取りの視点で価値についてお話しをさせていただきます。
結論として買取り価値が高くなる傾向にある記念切符は下記の通り
『さよなら・ラストラン』
『廃線・鉄道会社の消滅』
『古い記念切符(明治~昭和初期)』
です。
特にラストラン・廃線・鉄道会社の消滅における記念切符は通常の記念切符よりも鉄道会社が総力を入れて販売する記念切符になるので華やかなデザインなモノが多くなります。
さよなら・ラストランの記念切符については車両の置換引退に伴う車両をメインとした記念切符になります。


こういった地元で親しまれてきた名車両等の引退時には記念切符などが販売されます。
車両をメインとした記念切符なのでお子様から蒐集家の方まで親しみやすく、一般的な記念切符よりも希少性・記念性が高く求める方が多く価値が高くなるように感じます。
続いては『廃線・鉄道会社の消滅』の記念切符です。
廃線に伴う記念切符なので基本的は地方の路線鉄道会社が多くなります。


最近(2021年現在)の廃線になる路線と言えばJR北海道の路線が多いですね。
廃線となる予定の路線は利用客が少なく鉄道よりもバスのインフラに変わってしまう事も多く廃線の間際は乗り鉄や撮り鉄などで沿線が賑わいます。
同じく引退の近くなった車両も沿線に撮り鉄が殺到します。
鉄道会社も廃止・引退のイベントで記念切符を販売し全国のファンの方が購入をされます。
ただ、記念切符は販売される枚数が決まっているので売り切れてしまった場合の再販売は無く人気の高い記念切符は希少価値が上がります。
記念切符の価値も需要と供給のバランスがあり、需要が高ければ買取りにおける価値も高くなります。
古い記念切符(明治~昭和中期)

古くは日本の鉄道がうぶ声をあげた明治の頃から販売が開始されました。
明治期の記念切符は古いと言うだけでも価値が付きます。ただ明治時代となれば100年以上も前なので、状態によっても価値は上下します。
記念乗車券も記念入場券も古い記念切符もそれぞれファンが付いています。
この様に同じ記念切符と言っても細かくジャンルが分かれており、各分野ごとにファンもついており、中には価値の高いモノもあるので買取に出す際は、その記念切符の価値をわかる買取店に買取り依頼を出すと良いでしょう。
もちろん鉄道書店でも記念切符の買取を強化して行っておりますのでご自宅にある記念切符の買取は鉄道書店まで買取りのご依頼をお願いいたします。





