記念切符の魅力について語ってみた

鉄道書店でも積極的に買取りをさせて頂く記念切符ですが、そもそも記念切符とは何なのか?また記念切符蒐集の魅力に迫ります!

記念切符の買取実績はこちら

記念切符
買取価格:100円 記念切符 東北新幹線開通記念 他
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買取価格:30円 おおさか東線 開業記念入場券セット 他
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買取価格:100円 代々木駅開業110周年記念入場券 他
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買取価格:10円 小田急 開通50周年 記念切符 モハニ101形
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買取価格:10円 京王線開通60周年 記念 車両シリーズ乗車券
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買取価格:90円 JR東西線開業記念 他 記念切符

記念切符とは

各鉄道会社が周年イベントとして記念切符のセット販売などが行います。

「鉄道の日」にも各地でイベントが行われ、記念切符が販売されるので鉄道ファンにとってもは注目の日となっています。

毎年のように複数の鉄道会社で販売される記念切符、その魅力とは何なのでしょうか?

解説していきます。

記念切符の歴史

記念切符の歴史ついて調べてみました。

戦前から1960年代まで

1枚のみの切符で販売が一般的でした。

最少額運賃の乗車券を記念切符にしていました。

「北海道護国神社採点御遺族参拝記念優待乗車券」旭川市市街軌道株式会社販売のものがヤフオクのオークションで出品され2点で2470円で落札されました。

1960年代(昭和39年代後半)地方の私鉄の廃線(災害・炭鉱の閉山・過疎化などが理由)が、高度経済成長ブームと共に到来し、「廃止記念乗車券」などが京都市電北の線、西大寺鉄道などから販売されています。

1970年代ごろ

大きさや形状、デザインも個性的なものが出始めました。

紙以外の素材も使われ始め、ピンバッジなど記念グッズと組み合わせての販売も始まります。

1990年代

記念切符の販売は減少しますが、このころ磁気カードの販売が始まります。

2000年代以降

磁気カードの廃止に伴い、再び紙の記念切符が製造され始めます。

記念ICカードを販売する鉄道会社も現れました。

近年は、硬券乗車券や入場券の複数枚のセット販売の商品が目立ちます

以下のサイトでは、1970年代から1990年代後半までに集められた国鉄・JRの記念切符の画像を展示されています。

国鉄の記念切符 (omiki.com)

記念切符の発売されるタイミング

鉄道事業者にとっての節目となる出来事や、社会的慶祝を記念するときなどで記念切符は販売されることが多いです。

鉄道の日のイベント

鉄道の日は、毎年10月14日です。

1872年(明治5年)10月14日に新橋駅から横浜駅を結んだ日本発の鉄道が開業した日です。

さらには、1921年(明治54年)10月14日に鉄道開業50周年を記念して東京駅丸の内北口に鉄道博物館が開館したことを記念して、1922年に「鉄道記念日」として10月14日が鉄道省(現、国土交通省)が制定しました。

1996年~2011年まで、鉄道の日の10月14日に発売されていた「JR前線乗り放題きっぷ」が有名です。

毎年10月上旬ごろに発売され、鉄道の日を含む2週間程度の期間有効です。

発売額は9,180円(こども4,590円)。

新年など年や年号が変るとき

三重県伊賀市の伊賀鉄道、「平成最後の日」と「令和最初の日」の日付を両面印刷した珍しい記念入場券が販売されました。

他にも様々な鉄道で販売されています。

ぞろ目の年月日の日

鉄道ファンは「数字がそろうぞろ目の日」を記念に切符を買う人も多いと思います。

「令和三年三月三日 三が重なる町の駅 三重駅記念きっぷ」がJR九州の豊肥本線三重町駅で販売されました。

面白いところでは車両形式の揃う日などの販売も行われたりします。

他にも相鉄・近鉄・流鉄・熊本電鉄・水島臨海鉄道なども「333」の記念切符を販売しました。

鉄道会社の周年記念

鉄道会社の路線に関する様々な周年イベントを記念して毎年複数の記念乗車券が販売されます。

2021年度に販売された周年記念乗車券は、調べた限りでもこれだけありました。

・4月14日 「祝9000系20周年 1000系25周年」記念乗車券 京王電鉄

・6月1日「7000系パノラマカー60周年記念乗車券と入場券」名古屋鉄道

・7月21日「竹鼻線西笠松駅~竹鼻駅開通100周年記念入場券」名古屋鉄道

・8月11日「名鉄名古屋駅開業80周年記念乗車券入場券セット」名古屋鉄道

・10月8日「湯の山線電荷100周年記念入場券」近畿日本鉄道

・11月5日「高性能パノラマカー『7500系の軌跡』記念乗車券」名古屋鉄道

・12月7日「大師線開通90周年記念乗車券」東武鉄道

見落としたものも沢山あると思いますので、かなりの種類が毎年販売されていますね。

新型車両のデビュー新会社設立に伴う記念

新型車両の登場にともなう硬券の販売や新規開業や路線の延伸、新駅の開業に伴う記念切符

車両の引退・路線の廃止

1960年代以降、地方の私鉄の廃線に伴い記念切符が多く発売されました。

近年では、2021年3月3に、特急「12200系車両」引退記念乗車券が近畿日本鉄道から販売されました。

そのほかのイベント

そのほかにも、国を挙げての行事やイベントの万博、オリンピック、パンダの誕生などや、球団を保有している鉄道などでは、選手の引退や記録達成などを記念して様々な記念切符が販売されています。

最近では鉄道会社とアニメのコラボ企画による記念切符の発売も目立つようになりました。

鉄道記念切符発売の情報は以下のサイトで紹介しています。

記念切符(鉄道イベント情報) – 鉄道コム (tetsudo.com)

記念切符の色々

かつては単価を上げるために記念急行券や特急券の販売が行われていた時期がありました。

1970年代ごろに国鉄を中心に販売されました。

近年でも以下の特急券記念乗車券が販売されています。

・2021年2月12日「ありがとう185系特急『踊り子』記念自由席特急券」

・2021年12月5日~2022年1月4日「1720系カラーリング『デラックスロマンスカーカラー』スペーシア記念乗車券」

●1日乗車券

鉄道の日、周年記念、ぞろ目の日などを記念して各鉄道会社が「記念1日乗車券」をたびたび販売しています。

C型切符に情報が印刷されたもの、磁気カードタイプなど様々なタイプが販売されています。

令和三年鉄道の日に埼玉高速鉄道で発売した記念1日乗車券はポストカードタイプで珍しいものでした。

●磁気式カードタイプ

自動改札にそのまま通すことができる磁気式カードが1990年代になると販売されます。

このころ鉄道の写真、路線などが印刷されたカード式の記念乗車券が多く販売されました。

●ICカードタイプ

2015年6月に発売された「東京駅開業100周年記念のSuica」は、申し込み316万人の大人気となりました。

発売日に購入客で東京駅が大混乱になり発売中止となったほどでした。

2015年12月の仙台市地下鉄東西線開業記念のicscaなども販売されています。

「記念切符蒐集の魅力」

鉄道の歴史を物語るという点で大きな存在意味があるのが記念切符です。

かつて高度経済成長やモータリゼーションの影響で多くの地方の私鉄や廃線となりました。

生活の足として日常に使われていた鉄道の思い出として記念切符は大事に保管されている方も多いと思います。

鉄道の歴史と共に日本の経済の歴史も物語る記念切符を蒐集することは、とても価値があることだと思います。

近年切符自体の仕様も少なくなり、旅行の思い出として土地の写真や情報が印刷された記念乗車券や入場券を求める方も少なくありません。

駅員さんに記念に持ち帰りたい旨をお伝えすれば、適切な処理をしたうえで、持ち帰ることができます。

券売機で販売される感熱紙の軟券と異なり、保存がしやすい硬券の切符のことが多いので、ぜひ持ち帰ることをおすすめします。