硬券・記念切符の買取りと硬券の魅力を解説

この記事では硬券・記念切符の買取り実績と硬券蒐集の魅力について解説を致します。

現在ではあまり見かけなくなった硬券ですが、一部私鉄では現在も取り扱いをおこなっている会社もありますし、記念切符においては硬券にて販売されることも多くあります。

奥の深い蒐集の世界をお楽しみ下さい。

鉄道書店での硬券・記念切符の買取り実績

硬券
買取価格:3,000円 硬券 入場券 特別急行券 列車寝台券 特急券 地図式乗車券 国鉄 北恵那鉄道 加越能鉄道 上田丸子電鉄 豊橋鉄道 他
硬券
買取価格:50円 切符 硬券 特別急行券 門司→大阪 つばめ 1号車 1等 赤3本線 鉄道
硬券
買取価格:100円 切符 硬券 RYOBI BUS 岡山駅前から後楽園駅前ゆき 15円 日本交通観光(株)発行
硬券
買取価格:1,500円 鉄道部品まとめ 切符 硬券ホルダー 切符入れ
硬券
買取価格:100円 切符 硬券 天北 急行券 指定席券 浜頓別→旭川 鉄道
硬券
買取価格:120円 切符 硬券 乗車券 上市駅前から木本 奈良交通株式会社 見本 鉄道
硬券
買取価格:150円 切符 硬券 いよ3号 座席指定券 高松→松山 土佐丸発行 鉄道
硬券
買取価格:40円 切符 硬券 月光2号 特急券 B寝台券(乗継)西鹿児島→岡山
硬券
買取価格:100円 切符 硬券 きたぐに 急行券 グリーン券 象潟→弘前 ◯グ引換印 鉄道
硬券
買取価格:390円 切符 硬券 地図式 蛇田 松島海岸 仙台

近年における切符事情

ICカードが普及して、券売機で切符を買う方も少なくなっています。

その中でも特に硬券が今密かなブームになっているのをご存じでしょうか?

今年の3月、JR岡山駅で沿線の駅の硬券記念入場券のセット(JR山陽本線岡山―広島県尾道開通130年記念)が販売され、100人を超える長い行列ができ話題になりました。

硬券は、自動改札機に通せないという理由から、JR東日本では2019年10月1日に上越線の土合駅で設備廃止を最後に、またJR全駅でも設備が廃止されています。

券売機で売られている薄い紙製の切符を軟券と呼ぶのに対して、厚紙で作られている切符を硬券と呼びます。

今ではなかなかお目にかかることが少なくなった硬券の魅力についておつたえします。

切符の歴史

1825年にイギリスで、世界で初めて鉄道が開通されて以来切符の歴史が始まっています。

最初は紙に目的地や発車時刻、運賃、乗車する人の名前などが手書きされていたそうです。

それ以降、真鍮製や銅・銀・象牙製の切符などが発売されましたが、

1837年ニューカスル・&カーライル鉄道のトーマス・エドモンソンによって発明された木版印刷の切符が、世界の主要国の切符の規範となりました。

サイズも5.75×3.0cmと日本の硬券切符と同じサイズです。

日本の切符の起源は、1872年(明治5年)の新橋~横浜間鉄道開業式典の入場券です。

当時日本には切符の印刷技術がなかったために、印刷機械、用紙、日付印刷機、はさみは全てイギリスから輸入したために、エドモンソン型がそのまま採用されています。

切符の使われ方

こちらの章では硬券の種類について解説を致します。

硬券って硬券じゃないの?と思われるかもしれませんが、硬券の中にも種類があるのです。

分かりやすく解説を致します。

硬券切符の使い方

硬券切符、今となっては30代の人は手にしても使用方法は分からず、40代の方は見たことがある程度、50代以上の方がやっと使用方法が分かるというぐらいではないでしょうか?

自動改札機には通らないので、駅員さんに懐かしの改札ばさみでパチンと切ってもらい、降りる駅で駅員さんに回収されるのが硬券切符です。

イレギュラーの使い方ですが、通番の4桁を四則演算してどうにか、10になるように計算したなどの思い出がある方も多いのではないでしょうか?

硬券切符のetc.

「切符のサイズ」

硬券には4種類のサイズがあり、時代やシーンで使用が区別されていました。

A型硬券

5.75cm×3.0cmの当初のサイズのA型が現在まで長く使用されています。

B型硬券

5.75cm×2.5cmのサイズで、1928年(昭和3年から戦時中の物資不足のためにサイズを小さくしたB型が採用されました。

近年は入場券としてこのサイズが採用されました。

C型硬券

57.5×60mmのサイズのC型は1907年(明治40年)に「補充報復乗車券」として採用され、連続乗車券や振り替え乗車券として長く採用されてきました。

用紙のロスが多いということから現在では、私鉄の記念券のみで採用されています。

D型硬券

8.7cm×3.0cmの横長のサイズです。

特急券、急行券、寝台券、往復乗車券、危険乗車券として採用されていました。

1990年代になり、切符販売が機械化され、硬券が減りだしたときに、駅名の横に絵や写真などを印刷して観光記念として購入できるタイプのものも販売されていました。

硬券切符の色々

『学』の影文字入り硬券

A型硬券にも様々な種類がありました。

・「斜め線と小さな丸穴」

国鉄・JRの硬券には右側に斜めの線とその上、右端に小さな穴が開いているものがあります。

斜めの線は、この線に沿って切断することで「小児用」として販売していました。

販売額がことなるため、集計時に区別しやすいよう切断された断片の穴にヒモを通して保管していたようです。

会社や地域によっては、穴がなくても保管できる、小児用の硬券を別に用意しているなどのところもあり、穴をあけていない硬券もあります。

・「影文字」入りの硬券

切符の真ん中に「小」「学」などの模様が入っているものがあります。

小児用や学生割引ようの切符に印字されていました。

・「赤色斜線」の入った硬券

赤い斜線は距離によって本数が変り、1~3本までありました。

硬券切符蒐集の魅力

先ず切符蒐集をしたことがない人が疑問に思うのは、「使用済みの切符って、改札を出るときに回収されちゃうし、昔使っていた硬券切符も駅の改札で駅員さんに回収されたよね、蒐集できるの?」ということだと思いますが、

「旅行の記念に」と伝えることによって、係員に再利用防止に必要な措置を施された場合は、切符は持ち帰ることができます。

過去の切符もそうやって持ち帰ったか、未使用で持ち帰った切符ということになりますね。

蒐集家にとって硬券切符の魅力

現在販売されている硬券は地方の私鉄を中心に発行されています。その入手しにくさが、逆に地方へ旅行に行くときの楽しさになります。

旅行の思い出として記念に蒐集されている方も多いようです。

過去に販売された硬券を蒐集する方のなかには、

「硬券には、その販売されていた時代背景や切符販売の工夫を垣間見ることができる」

と、歴史を研究し語る上でもとても興味深いものだと感じている方もいらっしゃいます。

また硬券自体の価値としても、JRでは硬券を廃止して久しくなり、元々回収されてしまうものだけに、希少価値性が高く、そこが魅力ともいえるでしょう。

貴重価値の高い硬券

硬券は基本的に【駅や路線における珍しい】と言う部分に価値が集中しますが、他にも「珍しい硬券」の価値が高くなるケースもあります。

そんな価値の高くなるケースをお伝えいたします。

・未使用品・・・なんらかの理由により廃棄されず残っているモノ

・廃札品・・・日付などのないもので本来は使用されずそのまま廃棄される予定がなんらかの理由で回収されず世に出回っているもの

・パンチの位置・・・文字や日付が綺麗に残るようにパンチされたもの

・レプリカ、見本品・・・発券用のレプリカや見本本なども数が少なく希少品です。

その他にも特に、

・料金券(特急券、急行券、準急行券、寝台券、座席指定券、発駅着席券など)では、

列車名が印刷されている料金券はゴム印などのものより希少価値があがります。

また特に

特別座席券D型(パーラーカーの切符)

特急券流用の料金券(乗車券急行券D型)

赤線無し準急行券100kmまで(仙山線の準急用)

は希少とされています。

・乗車券、入場券では、

発行した駅が、駅名改称や廃止などによって、無くなってしまった駅が発行したものなどが希少価値が高いものと言えます。

昭和62年に廃止された士幌線の種着駅十勝三股駅発行の80円の入場券がなんと5万円で取引されたと話題になりました。

貴重価値の高い硬券(日本統治時代の硬券)

・台湾総督府鉄道

・樺太庁鉄道

・南満州鉄道

・朝鮮鉄道

などの硬券は多少状態が悪くても、高価に売買されます。

このあたりまでくると、鉄道の趣味としての硬券と言うよりも歴史的文化価値の方に比重が置かれるかもしれませんね。

現在では、携帯電話ひとつで電車に乗れる時代になりました。

便利な時代だからこそ人との関わりが希薄になりがちです。

地方の駅で駅員さんに、厚手の紙の切符に挟みを入れてもらい、ぬくもりを感じた切符を記念に持ち帰る。

家族や大切な人と旅行に出かけた思い出を懐かしみ、大事な旅行に行った駅、日付が入った硬券を探してみるのも楽しい作業ではないでしょうか?